私たち富楽ファインの採用ブランディングには、二つの代表的な成果物があります。
採用動画と、本質的魅力シート。
どちらも「会社の魅力を伝える」ためのものですが、役割はまったく違います。
この二つを使い分けると、感情と論理の両方から、求職者の心を動かせます。
今日は、その使い分けの話です。
1. 動画は「感情」、シートは「論理」
いちばん大きな違いは、訴えかける先です。
採用動画が動かすのは、感情です。
現場の空気、働く人の表情、声のトーン、音楽。
これらが組み合わさって、「なんかいいな」「ここで働いてみたいな」という、理屈ではない気持ちを生みます。
本質的魅力シートが動かすのは、論理です。
代表の想い、会社の強み、価値観と求める人物像、働く人の声。
これらを整理して言葉にすることで、「なるほど、この会社はこういう会社か」という納得を生みます。
人が何かを決めるとき、感情で傾いて、論理で確かめる、と言われます。
採用も同じです。動画で「いいな」と感情が傾き、シートで「やっぱりそうだ」と論理が確かめる。
この二段階が揃うと、決断が生まれます。
2. 動画は「広く浅く」、シートは「狭く深く」
届く範囲も違います。
動画は、SNSやホームページで、多くの人に広く届きます。
短時間で印象を残し、興味を持ってもらう。入口を広げる役割です。
シートは、興味を持った人が、じっくり読み込むものです。
A4で5ページ程度。
5〜10分かけて、深く理解してもらう。面接前に手渡したり、内定者に渡したりする。
深い納得を創る役割です。
つまり、動画で広く出会い、シートで深く理解してもらう、という流れが理想です。
3. 使い分けの具体例
実際の採用フローに当てはめると、こうなります。
- SNS・求人媒体:動画(特に短尺)で、まず出会う
- 採用ホームページ:動画(フル尺)で、興味を深める
- 面接前:シートを渡し、会社を論理的に理解してもらう
- 面接:シートをベースに、深い対話をする
- 内定後:動画とシートを再度見せ、「この選択でよかった」と確認してもらう
同じ取材・撮影から、動画とシートの両方を創れます。
一度の対話で得た経営者の言葉が、動画のナレーションにもなり、シートの文章にもなる。素材を共有できるので、別々に創るより効率的です。
4. どちらか片方では足りない
「予算的に、まず動画だけ」「シートだけ創りたい」というご相談もよくいただきます。
もちろん、片方だけでも効果はあります。
でも、片方だけだと、こういう穴が空きます。
動画だけだと、「いいな」とは思われるけれど、「具体的にどんな会社か」が伝わりきらない。感情は動くが、論理が追いつかない。
シートだけだと、「よく整理されているな」と納得はされるけれど、「働きたい」という感情が湧きにくい。論理は通るが、心が動かない。
感情と論理は、両輪です。理想は、両方を揃えること。
予算の都合で段階的にやる場合も、最終的には両方を揃える前提で設計すると、後から繋がります。
まとめ:感情で惹き、論理で納得させる
採用動画と本質的魅力シートは、競合するものではなく、補い合うものです。
動画で感情を動かし、シートで論理を満たす。
広く出会い、深く理解してもらう。
この二つが揃ったとき、採用ブランディングは最大の力を発揮します。
自社にどちらが先に必要か、どう組み合わせるべきか、お気軽にご相談ください。
一緒に設計させていただきます。