「地元の人を、もっと採用したい」
地域に根ざした中小企業の経営者から、よく聞く言葉です。
地元採用には、確かな強みがあります。地域のネットワークが活き、長く働いてもらいやすい。
でも、「地元採用を本気でやる」とは、ただハローワークに求人を出すこととは違います。
今日は、本気の地元採用のやり方をお話しします。
1. 地元採用はなぜ「定着する」のか
地元出身者や、その地域に住む人を採用する大きなメリットは、長く働いてもらいやすいことです。
地元に生活基盤がある人は、簡単には離れません。
家族がいる、家がある、友人がいる、地域とのつながりがある。
転勤や引っ越しを伴わないので、ライフイベントで辞めるリスクも低い。
一人を採用するのに決して小さくない費用がかかる今、「長く働いてくれる」ことの価値は計り知れません。
地元採用は、定着という観点で、費用対効果の高い採用です。
2. 「地元で働く意味」を語れているか
ところが、多くの会社は、地元採用の本当の強みを言葉にできていません。
「地元の会社です」「アットホームです」――この程度の発信では、地元の求職者の心は動きません。
本気の地元採用に必要なのは、「この地域で、この会社で働くと、どんな人生が送れるか」を、具体的に語ることです。
地元で家族と過ごす時間。
地域の人に「ありがとう」と言われる仕事。
慣れ親しんだ土地で、腰を据えてキャリアを築ける安心。
こうした「地元で働く意味」を、リアルに言葉と映像で伝える。
これが、本気の地元採用の出発点です。
3. 「人を介した」つながりを活かす
地元採用では、媒体だけでなく「人を介したつながり」が、強力な武器になります。
- 社員のリファラル(地元の友人・知人の紹介)
- 取引先や地域の事業者からの紹介
- 商工会、業界団体、地域のコミュニティでのつながり
- 地元の高校、専門学校、大学との関係づくり
これらのつながりから来た人は、最初から会社への信頼度が高く、定着しやすい傾向があります。
地域で経営者同士のネットワーク(商工会や勉強会、ビジネスコミュニティなど)に参加することは、それ自体が地元採用の土台づくりになります。
4. 「地域に開く」ことが採用につながる
本気で地元採用をする会社は、採用活動の枠を超えて、「地域に開いていく」ことを大切にします。
地域のイベントに参加する。
地元の学校に職業体験の場を提供する。
地域の課題解決に貢献する。
こうした活動を通じて、「あの会社はいい会社だ」という評判が、地域にじわじわと広がっていきます。
地域での評判は、求人媒体の何倍も信頼される情報です。
「地元で評判のいい会社」になることが、長期的には最も強い採用ブランディングになります。
5. 地域への発信に映像が効く
地域での評判づくりにも、映像は効きます。
会社の想いや、地域への貢献を映した映像は、採用だけでなく、地域の人々、取引先、金融機関への発信にも使えます。
「この会社は、地域のためにこういうことをやっている」というメッセージが、映像一本で伝わる。
地域に根ざした会社の物語は、その地域の人たちにとって、応援したくなる物語です。映像を通じて地域のファンを増やすことが、巡り巡って地元採用の追い風になります。
まとめ:地元採用は地域とのつながりで育てる
地元採用は、長く働いてもらいやすい、費用対効果の優れた採用です。
でも、それを本気でやるには、ハローワークに求人を出すだけでは足りません。
「地元で働く意味」を言葉にし、人を介したつながりを活かし、地域に開いて評判を育てる。
この積み重ねが、本気の地元採用です。
地域に根ざした採用ブランディングについて、ご一緒にお話しできます。
お気軽にご相談ください。